第1回創作絵本コンクール審査結果

第1回創作絵本コンクール「一次審査」結果(5/11)



厳正な審査の結果、以下の10作品が一次審査を通過いたしました。

まつりのひに(竹島 亜紀子)

おいしいおいしいじゅもんはなあに ぱっぷん ぱっぷん パンケーキ!(タカタ カヲリ)

おばあちゃんってほんとうは(なかやま えびこ)

よっ おとこまえ!!(いがらし あつし)

スーパーけんしはやと(すずき よしえ)

なんじゃもんじゃ(竹藤 ひかり)

ムータンのせいちょう日記(たかはし けいこ)

よるのくじら(さいかわ あずさ)

コウモリとネズミだけどきになる(高野 まどか)

あかちゃんっていいな(うつみ のりこ)

(以上、受付番号順)

 


第1回創作絵本コンクール: 第一次審査:講評

第一次審査は、審査委員8人が作品展示期間に別個に複数回の作品審査を行い、各自の見方・考え方でそれぞれ5点を選抜したのち、審査員7名参加(1名書面参加)による作品合評会(5月9日開催)で第一次審査通過作10点を選出いたしました。

第1回創作絵本コンクールで特徴的だったのは、大半の応募者が美術・デザイン系大学や専門学校、さらには、絵本づくりの実作塾などに学んだ方々であったということです。絵本創作実績者やイラストレーターとして活動する方々からの応募もみられました。
このような応募者の傾向からでしょうか、文(テキスト)・絵(イラスト)ともに一人で絵本創作された作品がほとんどで、文と絵を分担して創作された作品は1点に留まりました。
今回の作品応募では出品仕様を手づくりダミーによるものとしました。出品された作品は、ダミー仕様の詳細を示さなかったため、鉛筆による絵コンテのようなラフなものから、彩色イラストにテキストの書体処理をほどこすエディトリアル・デザイン構成まで工夫された作品まで制作段階が異なる出品となりました。審査員一同はそれぞれの制作段階を充分に考慮して今回審査に臨みました。次回以降、出品仕様基準をより明解に提示することを審査委員総員で確認いたしました。
応募作品の内容はファンタジー作品が大半で、身近な生活のなかに題材をひろった絵本、ナンセンス絵本や創作民話の趣を持った作品もありました。 作品全体を総覧しますと、一方に、テキスト・イラストともに力のある作品や才能を感じ取れる作品がありました。
他方で、何を語るかという主題が明解に読み取れるのに題材に個性がみられない作品や、面白く愉快な題材を持ち込みながら何を語りたいのか不明瞭なまま展開する作品など、作品をつらぬく全体性に不足を感じる作品もありました。応募者のいっそうの精進を期待したいところです。
多くの作品の絵づくりは、それぞれのキャリアなりに修練されており、頁めくりの展開も無難にまとめられていました。一方で、起承転結がうまくいっていない作品、調子やリズムの感じられない、言葉づかいに難点があるものなど、テキストの弱さが散見される「文低絵高」の傾向がみられました。
審査の結果、上記の10作品が第一次審査を通過いたしました。審査を通過した10作品は、絵本としての完成度が高い作品、主題が明解で物語性などテキストがすぐれイラストと調和する作品、粗削りだがナンセンスな面白さに才能を感じとれる作品などの観点から選考されました。
通過作品は第二次審査に向けて本作に近い作品づくりに挑んでいただきます。
見違えるような創作絵本となった当該作品との再会を、審査員一同、期待いたします。

審査委員長 飫肥 糺
2018年5月13日


※一次審査通過者の方への二次審査のスケジュール詳細は追ってご連絡いたしますが、作品の締め切りは、8月21日(必着)になります。
※8月23日〜30日二次審査作品展示を行います。
※大賞・優秀賞の発表は8月31日になります。

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